4/16 トンコハウス展「ダム・キーパー」の旅 開催記念イベントレポート

3月18日(土)より好評開催中のトンコハウス展「ダム・キーパー」の旅。
4月16日(日)に堤大介さんとロバート・コンドウさんをお招きして記念イベントを開催いたしました!
イベント当日の様子をレポートします♪

 

①「ダム・キーパー」特別上映会&トークセッション

午前中は、トンコハウスの代表作で2015年アカデミー賞にノミネートされた「ダム・キーパー」の特別上映会と
堤大介さん、ロバート・コンドウさんのトークセッションを開催しました。

 


↼会場となった「IRORI石巻」
震災前のまちに戻すのではなく、石巻をバーションアップさせるために生まれた「ISHINOMAKI2.0」の拠点であり、ビジネスカフェでもあります。石巻の情報が集まる場所です。

 

 

 


まずは「ダム・キーパー」の上映会。
初めて作品を観るという方も、そうでない方も、皆さん真剣な眼差しでスクリーンを見つめていました。
何回観ても惹きつけられる作品です。

 

 

 


上映会の後には皆さんお待ちかねの、堤大介さん、ロバート・コンドウさん、そしてロバートさんの通訳としてトンコハウスのジェネラル・マネージャーの三宅大介さんをお迎えしてのトークセッションを開催!
ピクサーという最高の環境を手放し、純粋につくることを楽しみ、チャレンジし続けるお二人のお話を、皆さんはわくわくしながら目を輝かせて聞き入っていました。

 

 

 


そしてこの日、とってもスペシャルな企画を堤さんとロバートさんが考えてきてくださいました。
それは「トンコハウス流のお話づくりワークショップ」!
参加者の皆さんから出たアイデアを元にお話を作り、ロバートさんが絵を描いていくという内容。

↼スクリーンに映し出されたロバートさんの作業画面!

 

 

 

お話作りは大きく5つのステップに分けられます。
①昔々あるところに…
②ある日
③そのおかげで
④しかし、最悪のことが起きます。
⑤フィナーレ

 

お話作りと聞いて、最初は緊張していた皆さんですが、とても単純なフォーマットに少し安心した様子。
早速、堤さんが会場からアイデアを聞いていきます。
採用されるとその場でロバートさんが絵にしてくれるということもあり、
参加者のみなさん、次から次へと意見が飛び出します!

出来上がったお話と絵がコチラ↑
お話の主人公は「オニ」。
日本の昔話に登場するおなじみの姿とは雰囲気が違ってとても可愛らしいフォルムですね。
(画像の左から順に)
①昔々あるところに、一匹のオニがいました。
②ある日、オニがパンツを失くしてしまいました。
③そのおかげで、オニは新しいファッションに目覚めました!
④しかし、最悪のことが起きます。失くしたと思っていたパンツは、
奥さんが洗ってくれていたのです。夫婦は大ゲンカ!
⑤でもさいごは、奥さんも新しいファッションに目覚め、みんなハッピーになりました!
しかし、二人が見ていないところで、こどものパンツがひらり・・・!?
〜おしまい〜

 

ワークショップは40分弱というとても短い時間で、あっという間に出来上がってしまった!という印象。
堤さんが「お話作りで大事なこと」としてお話されていたのは、“お話を作っていく過程で自分が感じたこと、悩んだこと、伝えたいことなど、どれだけパーソナルな部分を入れていけるか?”ということ。そして、お話の最初と最後で、キャラクターが「変化する」ことも大事なことなのだとか。
ものづくりをしている方にとっては、たくさんの発見やヒントがある充実した時間となったのではないでしょうか。

 

②サイン会


午後からは会場を石ノ森萬画館に移してサイン会。
トンコハウスのDVDや作品集、ポストカードやぬいぐるみなど、
ありとあらゆるグッズに、サインと共に素敵なイラストを描かれていく堤さんとロバートさん。
サインだけでなく、参加者お一人お一人との会話を大事にされている姿が印象的でした。

 

 

 

 

 

③「トンコハウス展」を巡るギャラリーツアー

 

サイン会の後は、開催中の特別企画展『トンコハウス展「ダム・キーパー」の旅』の会場を、堤さんが解説をしながらご案内。
ロバートさんはどこに!?というと・・・

 

 

 


なんと会場内の壁に絵を描いていました!
生で見ることができるなんて、とっても貴重な時間です!
(でも、堤さんのお話も聞きたいし、ロバートさんの絵も見たい!
参加者の皆さんは大変そうでしたね…。)

 

 

 

 


展示室を1周し終わった後は一度解散。
堤さんも会場内の至るところのに絵を描いてくださいました。
参加者の方は、すかさずその周りを囲んで質問タイム!
絵を描きながら、質問に一つ一つ丁寧に答える堤さん。
とてもアットホームな雰囲気が会場内を包んでいました。

 

 

 


そして、当日会場に駆けつけてくださった長砂賀洋さんも絵を描いてくださいましたよ♪

この1日で、会場にはたくさんの直筆イラストが!
見逃してしまいそうなところにも描かれているので、ご来場の際は、ぜひ会場内を隅々までチェックしてくださいね♪

 

 

 

堤さん、ロバートさんの作品づくりに対する想いを聞きながら、作品が目の前で出来上がっていく。
参加者の皆さんにとって、とても刺激的で大切な一日となったことと思います。

堤さん、ロバートさん、とてもお忙しい中、アメリカから東北の地へお越しいただきありがとうございました。
またぜひ石巻へいらしてください!
そして、イベントにご参加いただいた皆さんありがとうございました!

 

YouTubeで、堤さんとロバートさんが今回の来石についてのお話をしてくださっている映像が公開されました!ぜひご覧ください♪
Tonko House Exhibit – トンコハウス展「ダム・キーパーの旅」石ノ森萬画館
https://www.youtube.com/watch?v=ntlW9RiRWvw

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