おかげさまで石ノ森萬画館は2020年7月23日で開館から19周年を迎えます。
例年、この時期にはたくさんのお客様にお越しいただきイベントを開催しておりますが、今年は新型コロナウイルス感染症の影響により規模を縮小してのイベント開催となりました。
今回は自宅やお手持ちのスマホなどでも、気軽にイベントをお楽しみ頂けるようにと、19年前の2001年から今に至る石ノ森萬画館の変化が感じられる画像の数々をこのページにまとめてみました。
この企画で石ノ森萬画館へ来たことがある方も、まだ来たことがない方も、時代の流れを感じて頂ければ幸いです。
尚、このページは7/23~24のイベント期間中に石ノ森萬画館館内で表示しているQRコードとも連動しています。
実際に石ノ森萬画館に来館している方は、当館の現在と昔を見比べて館内の展示をご覧いただければ、また違う楽しみ方ができますので、是非ご活用ください。

 

01【石ノ森萬画館 入口前】

宇宙船をイメージした石ノ森萬画館の外観は、石ノ森先生が考案したデザインです。この楕円形のフォルムを忠実に再現するために、外壁は国内で有数の技術を誇る造船工場で製造されました。
今でこそドーム型の建物は珍しくありませんが、当時はとても斬新なデザインとして注目を集めました。
オープン当初の入口前は今のような人工芝ではなく、一面に丸石が敷き詰められている状態でしたが、2011年の東日本大震災で大きな被害を受け、2012年に再開するにあたり正面入口をもっと開放的なイメージにしていきたいとの思いから、今のような人工芝に変化しております。
19年前に比べて入口のイメージがとても変わった石ノ森萬画館ですが、毎時0分に演出が始まる「マンガ仕掛け時計」だけは19年前から変わらぬ姿で時を刻み続けています。
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02【1階 受付】

  • 2001年開館当時の萬画館1階付近の様子
館内に一歩入ると、今と変わらずサイボーグ009のコスチュームを身にまとうスタッフがお客様をご案内しています。
現在正面入口前にいるロボコンは開館当初、1階受付付近におりました。
このロボコンは当時、ガンツ先生の頭の上にある手の下に台紙を差し込むと、記念のスタンプが押印されるスタンプ台にもなっていました。
その後、2011年の震災により上部が破損したロボコンは、2012年の再開時に修復されて今の場所へと移動しています。
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03【映像ホール】

1階から2階へと続くスロープを登っていく途中にある「映像ホール」。開館当時は「消えた…赤ずきんちゃん」と「龍神沼」の2作品のみを上映しておりましたが、2013年に展示をリニューアルした際に、東映の仮面ライダー制作陣が手掛けたオリジナルムービー「シージェッター海斗 特別編」も加わりました。
また、19年前の映像ホール内では、映像が上映される前に場内が暗転して、スクリーン横の壁が回転し、中から石ノ森先生の人形が登場していました。
石ノ森先生の人形は画面内に登場するサイボーグ009(島村ジョー)とともにお客様へ上映案内を行う仕掛けとなっておりました。映像ホールで上映案内をしていた石ノ森先生は、改装後に移動して、今は3階図書ライブラリーコーナーで来場される皆様をお待ちしています。
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04【常設展示その1 展示入口】

2階常設展示室に入っていくと最初に目にする「章太郎ワールドプロローグ」では、実写やアニメになった石ノ森作品が楽しめます。
2013年の館内のリニューアル以前は石ノ森作品年表が展示されており、その隣には、石ノ森先生の原点でもあるトキワ荘の模型を展示していました。
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05【常設展示その2 サイボーグ009の世界】

現在の昭和ライダーのマスク展示とアトラクション「仮面ライダーに変身コーナー」付近は、サイボーグ009の地下帝国ヨミ編をイメージした空間が広がっており、魔人像の中にはブラックゴーストの正体であった「3つの脳」の展示もしてありました。
また、この魔人像の反対側にある岩場の上には、現在は1階のグッズショップの壁に移動した「ドルフィン号」が展示してあり、そのドルフィン号の下部には、「002と飛ぶ!」というサイボーグ002の背中に乗ってアメリカのニューヨークから日本の石ノ森萬画館までを飛び回れる有料のアトラクションコーナーもありました。
ちなみにこのアトラクションで使用していたサイボーグ002は、現在石ノ森萬画館の正面入口前に移動しております。
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06【常設展示その3 仮面ライダーの世界】

当時の仮面ライダーのマスク展示は、1号からV3のマスクが回転台の上で回っていたり、ボタンを押すとシャッターが上がってマスクが見えるようになったりと、様々なギミックが搭載され、来場する方々を喜ばせておりました。
2013年の石ノ森萬画館リニューアル時に、初代仮面ライダーから現在放送中の仮面ライダーまでのライダーマスクをすべて展示するように変更しました。
有料のアトラクション「サイクロン号に乗る!」はこの19年間、変わらず人気のコーナーです。2013年のリニューアル後からは、新たに「仮面ライダーに変身!」コーナーも登場し、仮面ライダーの世界は開館時から大幅にボリュームアップしています。
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07【3階 図書ライブラリー】

  • 2001年オープン時の様子。一見すると今と同じように見えますが・・・
19年前の図書コーナーをよく見てみると、パソコンがブラウン管の大きなモニターだったりと、時の流れを感じられます。
常時6,0000冊のマンガ本が楽しめるこのゾーンでは都度書籍の入替えを行い、様々なマンガを自由に楽しめるコーナーとしてこの19年間、変わらず親しまれています。
現在、ライブラリーの中心にある本棚の上に鎮座している石ノ森先生は、映像ホールから移動してきたモニュメントで、来館される皆様を見守っています。
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08【3階展望喫茶ブルーゾーン】

  • 矢印の場所にある喫茶コーナーがブルーゾーンです。
3階展望喫茶ブルーゾーンは、宇宙船をイメージした石ノ森萬画館のコックピット(操縦室)という設定でつくられました。
店名は石ノ森先生のSF短編漫画「BLUE ZONE」からいただいています。 窓からは石巻市の中心を流れる旧北上川と太平洋を眺めることができます。
開館当時はカウンター席のほかに、壁にスタンド用のテーブルと中心には章太郎の「S」をモチーフに作られた大きなテーブルもありました。
現在は、より多くの方々に喫茶コーナーを利用してもらうために座席数を増やしております。(※現在はコロナ対策の為、席数を制限して営業中です。)
そして、眺望はもちろんの事、店内に石ノ森作品のフィギュアなどがたくさん並び、訪れるお客様の目を楽しませております。
また、季節のメニューや特別企画展とのコラボメニューなど訪れるたびに新たな発見がありますので、来館時には忘れずにチェックをして下さい。
(→いままでのコラボメニュー

 

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09【墨汁一滴】

  • 2001年開館当初のグッズショップの様子
石ノ森先生が高校時代に創刊した同人誌「墨汁一滴」から名前を頂いた1階グッズショップでは、常時たくさんのオリジナルグッズを販売しております。
2001年から今に至るまで、販売したオリジナルグッズはなんと1,000アイテム以上!今では絶版になっているレアアイテムなども多数ございます。
今回のこの19周年イベントでも新たに3種のグッズが仲間に入り、今後もいろいろなグッズが増えていく予定ですのでどうぞお楽しみに!!

 

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【20周年に向けて】

 

最後までお付き合いいただきありがとうございました。
いよいよ来年は石ノ森萬画館開館20周年を迎えます。
現在は新型コロナウイルス感染症の影響で大規模なイベントはできない状況にありますが、来年には落ち着いていることを信じ、次年度に向けた準備を着々と進めているところです。
また、来年は開館20周年と同時に東日本大震災から10年の節目にもあたります。
震災復旧工事も最終段階に入り、石ノ森萬画館の周辺環境も大きく様変わりしつつあります。
来年はまた今と違う景色がご覧いただけると思いますので、是非ご期待ください!!

 

 

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